カーボンニュートラルとは?

  —— 持続可能な未来を目指して

カーボンニュートラルとは?
  —— 持続可能な未来を目指して

「カーボンニュートラル」とは、排出する二酸化炭素の量と吸収される二酸化炭素の量を同じにすることで、実質的に温室効果ガスの排出をゼロにすることを目指す取り組みです。
これは地球温暖化を防ぎ、気候変動の影響を抑えるために重要なものであり、日本政府は2050年までにこの目標を達成することを宣言しています。

私たち四国苗販売は、この目標を実現するために、森林再生や植林プロジェクトを通じて大気中の二酸化炭素を吸収する植物を増やす「ネガティブエミッション」の取り組みを進めています。これにより、二酸化炭素を吸収する力を持つ豊かな森林や緑地を広げ、地球の炭素循環を健全に保つことを目指しています。

四国苗販売の
カーボンニュートラルに
向けた取組

カーボンニュートラルを実現するために行う、四国苗販売の取組について

環境保全活動について

愛媛県久万高原町は、林業が非常に盛んな地域で、町の約90%が森林に覆われています。
林業が町の主要な産業であり、私たち『四国苗販売』を含む多くの林業事業者が「林業日本一の町」を目指して協力しています。

PROJECT 01
育苗・植林・造林などの山の管理

SERVICE 01
育苗・植林・造林などの山の管理

林業を次世代にも引き継ぎ、豊かな山林を守っていくために、強くまっすぐな苗木は必要不可欠です。

四国苗販売では、久万高原町の清らかな水を引き入れ、専用のガラスハウスで苗木の水耕栽培をおこなっています。オートメーションで水の管理を行い、小さなポットに入った苗木を規格サイズに育つまで、日光や風通し、消毒など病気にも気を配りながら育成管理をしています。
森林で私たちの育てた苗木がすくすく大きく育ち、さらに広がっていくよう努力しています。

また今後の植林への取組として、林業用運搬ドローンを使用し、苗木を目的地までより早く、少人数で運ぶなど、オートメーション化を進めていく予定です。

育苗の他、山の管理として植林・造林を行っています。
林齢を重ねて成長の遅くなった森林を伐採(皆伐)し、新たな若い苗木の植林・造林を行うことで、成長する過程でのCo2吸収量の促進へとつながります。

皆伐した原木は、木材や薪などの燃料として活用され、新たな役割を担いながら私たちの暮らしを支えています。

年々増加する植栽本数

3種類の苗を取り扱うことで、多様な樹種の植林を実施しています。主に、植林の際、植えやすい『コンテナ苗』を植林しています

植栽本数杉(すぎ)檜(ひのき)椚(くぬぎ)
令和4年33,845本3,000本55,825本
令和5年50,930本0本51,950本

伐採後の100%再造林の実施

当社グループでは、伐期を迎えた山林を中心に皆伐し、その後100%再造林を行っています。
また、自社の森林だけでなく、他の企業が所有する森林の植栽も請け負い、地域全体の森林保全に努めています。これにより、私たちは持続可能な森林環境の維持に貢献しています。

植栽面積自社グループ森林他社森林
令和4年23.46ha15.34ha
令和5年27.00ha17.28ha

PROJECT 02
様々な樹種の植栽

SERVICE 02
様々な樹種の植栽

日本の木は大きく分けて、「針葉樹」と「広葉樹」の2種類があります。マツやスギのように細長い葉を持つものが針葉樹、サクラやカエデのように広い葉を持つものが広葉樹です。昭和の第二次世界大戦の復興で木材需要が増加した際に、伐採跡地に人工林として植えられえたのは大半が針葉樹でした。そのため、針葉樹の9割は人工林、広葉樹の8割以上は天然林という割合になっています。これは、当時植林用の苗木として確保しやすかったことや、真っすぐ伸びて柔らかいため、家を建てる木材に適していたことが理由で、また、国もそれを後押ししたからです。

しかし、針葉樹を植えすぎたため、今日社会問題になっている花粉症による被害で、国民の大半が大変な思いをされています。当社では、針葉樹に偏った森林ではなく、「針葉樹」と「広葉樹」とがバランスよく混ざりあった森林になるよう、下記のように針葉樹や広葉樹等の様々な樹種の植栽に取り組んでいます。この取り組みを通じて、生物多様性保全へ貢献しております。

年度項目針葉樹広葉樹
令和4年樹種スギ・ヒノキクヌギ
植栽数36,845本55,825本
植栽面積16.73 ha22.07 ha
令和5年樹種スギクヌギ・コナラ
植栽数50,930本64,205本
植栽面積19.05 ha25.23 ha

早生樹(コウヨウザン)の試験的な植栽

私たちは、スギやヒノキといった一般的な針葉樹よりも成長が早いコウヨウザンという木を試験的に植えています。
この木は通常の針葉樹の2倍の速さで成長するため、植樹や伐採のサイクルが早く、保育コストを削減し、木材の供給量を増やすことができます。
これにより、持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献できると期待されています。

しかし、早生樹は木材として利用され始めたばかりで、まだスギなどと比べて強度が劣る部分もあります。そのため、さらなる研究と検証が必要です。
私たちは、試験的な植栽から得た知識を活かし、コウヨウザンの本格的な生産を早期に実現することを目指しています。

環境と企業の架け橋
  —— J-クレジット発行を目指して

環境と企業の架け橋

  —— J-クレジット発行を目指して

J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。

私たち四国苗販売では、温室効果ガス排出削減・吸収事業を実施しているこのJ-クレジットの発行を目指し、制度への参加に向けて日々取り組んでいます。

私たちの未来は、企業一つ一つの選択によって形作られます。J-クレジットは、環境への負荷を軽減し、持続可能な社会の実現を目指す私たちにとって重要なツールです。
J-クレジットの発行を目指し、持続可能な社会の実現に向けて力を入れていきたいと考えています。

CONTACT
取組に関するお問い合わせ

カーボンニュートラルに関するお問い合わせは、お電話かメールフォームよりご連絡ください。

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